2011年8月2日火曜日

ハーマンミラー納得いかず

 浜松町の天童木工の後、丸の内のハーマンミラーに来訪した。東京駅には半年にいっぺんぐらい下車する。前回は地下から移動したな。その前は郵便局を壊している最中だった。その帝都が着々と出来つつあるのにおどろいた。郵便局がなんとも浅はかなデザインの高層ビルにかわっていた。もっとなんとかならなかったか。

 ハーマンミラーには、椅子に座りにいった。これらはオフィスのデザインでとても評価されているんだよ。デザイナーでこの椅子を持っている人を何人も知ってるよ、、、、、家人に説明するが、まったくぼろくそだった。そうですね。裸の王様だな。やっとわかりました。目が覚めました。
 ハーマンミラーの椅子は、アーロンチェアー以降、体に細かくフィットする役割を売りにしている。が、その煩雑なしくみが電車の下部のように隠されていない(=見せている)。たしかにその役割は良いのだろうが、その機構の形態を見せる必要がないのだ。そしてそれらはネガティブな造形言語だ。(バットマンは話しとして好きだが、ワルのかっこよさであり、色や形態は嫌いだ。自分の価値感に照らして本当に格好良い(整理された、清潔な、端的な、純粋な)スタイリングは2001年宇宙の旅のスペースポットだ。)
 また、個々人の体に合わせる目的でなぜ異なった形態の椅子がデザインされるの?。ショールームの人は使う狙いごとに異なると言う。その差がコンピュータ作業かイラスト作成かと言う。その違いがこんなに形態に反映されるの?どちらにも頻度が高かったらどうする?。(自分です)。また、椅子へ座る時間とも言っていた。疲れたら、椅子から立ち上がってそこいらを移動するしなー。
 帰りの電車の中で、よくよくスチールケースのウエブをみるとアーロンチェアー対抗商品は陰を潜めていた。(一台、ロボットの造形言語の商品があったが。)やはりこちらだ。ハーマンミラーとの決別の日となった。(すでに数度目?)

辰野金吾デザイン復活だ。八角形に見慣れた目には、わかっていても驚きだ。


皇居に繋がる直線。ここに並んで万歳三唱は勘弁してほしいが。


なにやってるの?小学生だってこの形態に役割がない事に気づくだろう。


道は広くなった。

復元された三菱。いろいろあろうが景観上は良い物だ。
 
 

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