2014年6月29日日曜日

週末

 昨日は、鷹の台でIDの四年生たちと卒業制作のテーマについて話し合った。1時過ぎから6時過ぎまで中原先生とごいっしょでのノンストップの長丁場だった。学生はみんな真剣にいろいろ考えている。なんとか、みんなの問題意識を活かしてさしあげたい。

 今日は「美女と野獣」「プレーンズ」の二本立てDVD鑑賞。「アナ雪」以来ディズニープリンセスがマイブームなので。「美女と野獣」は音楽がいいよね。やっと見ることができた「プレーンズ」は期待以上で大満足。ああプロダクトデザインもCGもうまく、ため息。「プレーンズⅡ」がじき映画館に来るのでそれも楽しみだ。

 木曜日から金曜日は、内視鏡で大腸ポリープを焼くために、横須賀の病院に一泊プチ入院した。で昨日(土曜日)は鷹の台から直に油壺二移動。本日、梅雨の晴れ間の一日は、ディズニーアニメ鑑賞の合間に近所に散歩に行ったり、山下達郎のラジオを聞いたりとのんびり過ごした。東京の大雨が嘘みたいだが、三浦もこれから荒れるの?。

昼に東大の研究所の浜〜水族館を散歩した。百合が奇麗にさいていた。
朝市に出かけた頃は小雨も降っていたが、あっという間に快晴。。



夕方、犬の散歩で、下のハーバーを回った。

2014年6月8日日曜日

ディズニーにかぶれる

 前の日曜日の夕方、「アナと雪の女王」を横須賀の映画館見た。で、おおいにかぶれてしまい、今週は、そのスタッフが以前作った「塔の上のラプンツェル」をDVDで見た。どちらもディズニー映画の魅力の真骨頂だよね。すばらしい。
 手塚治虫が、ディズニーのアニメーションを見て、自分たちも作りたいと言って鉄腕アトムができたと聞いた。たしかに日本のアニメは設定や物語性が良いよね。だけれども、その映像、音楽の産業的構築力は、まったく届いていないと改めて思った。アニメが産業として成立=ビジネスモデルができているんだね。だから家電メーカーが商品を作って売るみたいに作る事ができる。日本では松竹が歌舞伎をつくったりするのがそうか。
 ディズニーはメディア産業として、国際的成功を収めてきた。その際のデザイン、映像言語、アニメーションやCG科学技術、組織の管理や経営技術の進化があった。それらを歴史的に(産業考古学的に)知りたいなあ、面白いだろうなあと思っている。
 (以下の、わからんちんなメモは鼻で笑ってください。)
 ちなみにディズニーは、アメリカ覇権主義の先兵。資本主義のプロパガンダであることは皆さんご存知。その特徴をいちいち提示するのも良いが、そこで思考停止してしまいそう。これは印刷やコンピューター文化にも言えるかな。アメリカのオフィスの働き方や文具を可視化した操作画面が世界のディファクトスタンダードです。それらを発明した人々に、じぶん自身憧れたりして。
 個人の意見を自由に発信できる民主主義もまたアメリカ。大いにプロパガンダすべき。その道具作りの一部を担っていると信じるじぶん、、。自身が片棒かついでいるということは、すでのアメリカ覇権はとうの昔に日本を巻き込み終了。ゴールを踏んだわけです。、、、
 なんだかわからん。めんどくさい奴ですね。ごめんなさい。

写真は全く関係なく、しかし、これぞ、アメリカ資本主義の先兵!。会社の後輩が、ワタクシの名前のコーラが自販機からでたというので持ってきてくれた。

午後の油壺は穏やかに晴れた。海に出たかったなあとおもったが、逗子湾のディンギー置き場のブログではではしとしと雨が降っていたというから、行かなかったのもあきらめられる。

東大の研究所が遠くにみえる。昔は水族館だったそうだ。ウルトラQのラゴンの卵の標本がありそうでしょう。

とおく千葉房総の山々が望まれる。油壺らしい穏やかな景色ですね。

2014年6月1日日曜日

週末の西洋館ツアー


金曜日は,早退して、武蔵美工芸工業デザイン学科のインテリアデザイン寺原名誉教授とテキスタイルデザイン鈴木准教授の両先生と横浜山手の西洋館散歩を楽しんだ。その都度、興味深い講義や発見をいただきながらの散歩は、たのしくまた大いに勉強になった。
コースは横浜市緑の会が作られた地図が大いに役立った。

http://www2.yamate-seiyoukan.org

①ブラフ18番館②外交官の家③ベーリック・ホール④エリスマン邸まで。当方勉強不足でガイドに至らない部分が多々あり反省した。

すばらしいと思ったのは、エリスマン邸での両先生の直感と裏付けである。ファサードを見た瞬間、バランスを褒める鈴木先生の感性に脱帽。一方、寺原先生は外部、内部空間、家具を「やや、やや、、、」「今日一番良いね」とつぶやきながらの観察。設計がレーモンドだと告げると「やっぱり」と頷かれ、ご納得されていた。ライトを、あっさりさせた造形言語、普段見逃すディテールの見方のご指導はさすが。

その後、中華街に行き、中華+紹興酒で、先生方から興味深いお話をいただいた。デザインの姿勢のこと、学生気質のこと、韓国のザッハの作品の良さ、、いろいろだ。具体的事例をもとに、デザイナであることと教師であること/造形家であることと研究者であることの両輪を学生にみせていく重要性をあらためて教えられた。

最後は場末のバーでスコッチウイスキーを少々。たわいもないしかし楽しい会話であった。次回は工場萌え~の海上ボートツアーの企画を承っている。楽しみである。

まずはプラフ18番。ここに入る空間変化が良いですね。

外交官の家は、渋谷から移築されてきたのですね。和風建築部分がくっついていること、また,木造であることから擬洋風建築風にも感じました、、、このへん、このブログをお読みのご専門の先生方に突っ込んでいただければと思います。あなた様、心当たりありますよね!。

内田という外交官が主。その家でのパーティでのメニュー。いろんな書体が使われている。それぞれの国に赴任したときに作った物なのかな???。ついこういうのを撮ってしまいます。

フェリスや高級住宅地周辺を少し歩いて、ベーリック・ホールに到着。庭にある植物がいいね。

またこういうのを撮ってしまうのが、ああIDなんだなあと思うところですね。萌えます。

照明器具を中心に、凝った意匠。

鈴木先生の「このようなよい構成が精緻化して工芸になることを学生に伝えるべき」趣旨のお言葉はしみます。

すばらしい比率一杯。

寺原先生からは独自性のあるディテールの価値をご指導いただいた。この装飾ピンのたて方、プレーリースタイルなどなど。わたくしは普段からプロポーションや否装飾性など表層なモダンスタイルばかりに目がいってしまうので、このような「魅力作り」のお話はとてもありがたく感じます。

神奈川新聞が出している横浜の建築を紹介したガイドブックを購入。私も。

マントルピースは外観特徴にもなっている。良いですね。