名古屋で、新幹線から名鉄に乗る。新幹線は全車両が禁煙車かと思ったら自由3号車が喫煙であった。はじめ2号車に乗るが、煙草の匂いが気になり1号車に移動した。いつからこんなデリケート野郎になってしまったのだ?。
電車の一個目、栄生でおりて歩いてほどなく、産業技術記念館がある。トヨタグループの施設である。ブログでは展示のほんの一部の写真にとどまる。
ガラ紡機(がらぼうき)。木綿糸をつぐむ際に「より」を付ける発明が入っている。水車船で自動化された装置でもある。この博物館では、紡績、機織の原理から説明されておりそれらを改善したメカニズムが実際にみる事ができる。
トヨタ織機のG型と呼ばれる装置。この中に豊田佐吉の様々な発明が盛り込まれている。それを説明員が丁寧に説明したうえに動かす。工業デザインを志す端くれとしては、その工夫の一つ一つに驚き、感激し、尊敬してしまう。
混打綿機(こんだめんき)。綿を打つ装置。こういった装置の有様に思わずシャッターを押す。荒っぽく言うと、布を作るということは、綿を打つ→糸を紡ぐ→縦糸横糸にする→織る工程である。近代日本は外貨を得て富国強兵を実現する為にその産業が発達したわけだな。
豊田佐吉の息子が豊田喜一郎。トヨタ自動車を起こした人にあたる。その人が欧米の自動車産業を見て帰ってきて、日本で自動車を作ろうとした。材料実験をとても大切にしたそうだ。そこで使われていた装置が展示されていた。これは「アムスラー万能材料試験機」というものらしい。
トヨタAA 型乗用車(1936年)は、トヨタ初の乗用車。この博物館では紡績機械の倍以上、自動車関連展示がされているので好きな人には良いかな?。またこの施設以外にトヨタ博物館がある。すごいのは、他のメーカーの自動車も保存している点だ。太っ腹だ。