5月2日朝、月山からの帰宅途中、仙台東部自動車道の若林JCT(名取)から仙台空港経由で岩沼までの津波被害を見てきた。4月30日の朝、犬の散歩でに見た岩沼市内は瓦屋根にブルーシートを貼った家と墓石が倒れていたのを見た程度だった。しかし、津波被害を受けた地域は衝撃的な景色だった。自動車道路が堤防代わりになり明暗を分けたことが見て取れた。空港そばにはがれきと壊れた自動車が集められていたが、それ以外の場所は、土の平原に壊れた自動車とがれきが散乱したまま。ふるさとは(土のままの)美田と(がれきと化した) 材木と自動車と(無事な)道路で構成されていた、なんて変なことを思った。
父母も被害地には気持ち悪くてほんの少ししか足を踏み入れていないとのこと。同感だった。日常が破壊されたこの景色に、めまいがした。シュールリアリズムが現実化した風景だ。被災した人々が気持ちを回復するにはたいへんな時間と努力が必要だろう。
自動車道から、海側を望む。名取にて
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