2013年12月16日月曜日

シンプルなスタイリングに反応しない訳を考えてみた。

 先週の金曜日には、以前の職場の忘年会に参加。楽しい時間を過ごした。自動車好きの、本格IDデザイナーから自動車の話を聞く。さいきんの自動車のスタイリングについて。
 日産の、モーターショーに出した70年代のスタイルをリファンしたショーカーが良いという。トヨタの社会実験用の小型コミューターは、よけいな形をいじっておらず、すっきりして良いというと、嫌いなようだ。価値観が異なる。

 この価値観の違いは、自分の好きな領域の商品にあてて見るとわかるのではないか、と思った。ミラーレス一眼レフで、オリンパスが機械の魅力いっぱいのを出した。世の中的にはOMの印象に依存していると言われても仕方ないが自分には魅力的に見えている。一方ソニーのレンズだけカメラが出たが、おおいに先進的なものですが自分などいくらでもくさす要因が出てしまいます。

 趣味の道具の多くが、その道具を使うことによる自分の姿を思って、価値づけるのではないかと思います。OMは、著名になったプロの写真家ではなく冒険家や若い調査研究者が使う印象がはいっていたような気がします。ちなみに前者の硬派はニコン、軟派はキヤノン?。でもレンズカメラに関して、そのユーザーイメージは未だない。せいぜい先端技術好き=ソニーおたくの姿まででしょうか。

 自動車好きの心には、将来の使うシーンや人のイメージが付いていない=嗜好品スタイリングを与えていないトヨタのコミューターのスタイリングは、引っかからないのでしょうね。


 

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